トルコのイスタンブール、カッパドキアに行ってきました。
イスタンブール
カッパドキヤ
トルコは日本から直行便でいける人気の国で、トルコ絨毯やトルコランプなどおしゃれなお土産が有名です。ヨーロッパの東に位置していて治安は比較的良さそうです。トルコは物価が安いと言われていましたが、2024年5月私の感覚としては物価は日本と同じか少し高い印象です。モスクや博物館の入場料が過去に比べて上がっているらしく、日本円で4000円を超えています！
イスラム教国のモロッコやエジプトにも行きましたが、トルコは比較的イスラム教が緩い感じでした。モロッコやエジプトではお酒が飲めるお店はほぼありませんでしたが、トルコは普通にどこでもお酒が置いてありますし、バーもたくさんありました。
トルコでは紅茶（チャイ）をよく飲むそうで、みなさんカフェで飲んでいましたがこれもまた砂糖を大量に入れる人が多い…
イスタンブールの歯医者さんに飛び込み見学
トルコはヨーロッパに比べて歯科の治療費が安いらしく、ヨーロッパから治療を受けにくる方も多いそうです。植毛の手術や美容整形手術も人気らしく、空港では手術の後かな？と思う方を何人か見かけました。
イスタンブール観光をしているとおしゃれな歯医者さんを見つけたので覗いてみると、中からスタッフの方が声をかけてくれました。
私は日本の歯科医師です…というところから始まって、クリニックの中を見せていただきました。
院長と卒業して1年目の歯医者さん2人がクリニックの中を案内してくれました。
とても綺麗でおしゃれな歯医者さんでした。こういう空間で治療してもらうことができると、患者さんもリラックスできそうですよね。それとも歯の治療ですから怖いのには変わりないのでしょうか？？？
海外の診療台は写真のように器具のコードが上から出ているタイプが多い印象です。これがカッコ良いんです。
どのような治療をしているのかレントゲン写真を見せてもらいながら話を聞きました。私は英語が得意ではありませんが、レントゲン写真を見ながらお話しすると、どのような治療をしているのか理解できます。歯科治療のベースはある程度世界共通だなと感じました。
日本でいうところの審美治療に力を入れているそうで撮影室がありました。最近は日本でも治療前後の歯の写真はもちろん、お顔と調和した自然な歯を目指して写真にこだわる歯医者さんは多いです。
トルコには歯科衛生士がいない
トルコの歯科事情をいろいろ教えていただいたのですが、一番驚いたのがトルコには歯科衛生士という国家資格が存在していないということです。日本では歯科衛生士は国家資格で、就業している歯科衛生士は日本で145188人だそうです。歯科医師より歯科衛生士の方が多いです。
一般的に歯科衛生士が行う業務はトルコでは歯科医師が行うそうです。私も歯周病の検査などの一般的に歯科衛生士がするようなことをしますが、クリニックに歯科衛生士がいないのは想像できません。
私は歯科医師が歯周病の治療やメインテナンスをすることに大賛成ですが、全ての歯科医師がそうだと治療の時間が足りないはずです。国民の歯科の意識が高く歯周病の患者さんが少ないのかどうなのか…それとも歯周病は見て見ぬふりなのか…
最近日本の歯科医療界では歯科衛生士が重要だ！という流れが強くなっていますが、そもそも歯科衛生士が存在しない国があったとは…
もしかしたら世界には歯科衛生士が存在していない国は多いのかもしれません。
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