歯間ブラシを患者の習慣にする唯一の方法

先日、勤務先のクリニックで歯周病治療についての情報をスタッフに共有しました。歯間ブラシを普及させることができる歯科医師、歯科衛生士を増やしていくことが私の目標です。

タイトルは「歯間ブラシを患者の習慣にする唯一の方法」でした。私は歯間ブラシを患者さんの習慣にするには、歯科医院で歯科医師、歯科衛生士が患者さんに直接説明するしか方法はないと考えています。実際に歯間ブラシを使って説明してもらわないと使い方なんかよく分からないですよね…

歯間ブラシを初めて使った日に上手にできた患者さんは見たことがありません。

私のTBI(歯磨き指導)のポイントは、

みせる

やらせる

あげる            

歯間ブラシを初めてやってみた患者さんは、難しい…こんなん毎日できるかなー?と不安になることが多いですが、根気よくやっていると必ず上手にできるようになります。

歯間ブラシを習慣にした患者さんの歯茎の状態はどんどん良くなっていきます。歯周病治療のイメージはRIZAPです。治療の主体はあくまで患者さん自身であって、私たちは患者さんの日々のセルフケアのサポートです。

歯肉に炎症があれば歯間ブラシを通したときに出血してきます。

歯間ブラシを習慣にすることで、歯肉に異常があったとき自身で気づくことができるようになります!

自覚症状がないと言われる歯周病ですが、歯間ブラシが習慣になっていれば歯間ブラシを通したときに出血という自覚症状が現れるんです。私の患者さんは「ここが出血する」といつも教えてくれます。

歯間ブラシで出血=歯周病

まずは出血を止めましょう。

歯間ブラシの歯医者さん
歯間ブラシの歯医者さん

「歯間ブラシを患者の習慣にする唯一の方法」

歯周病が無い世界にするには、歯間ブラシしかありません!

少し言い過ぎな気もしますが、私は本当にこれしかないと思っています。

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