みなさん、普段の歯磨きで歯肉から出血することってありますか?意外と多くの人が「出血しない」と答えます。でも、それはそれで問題かもしれませんよ。
歯肉の腫れは歯周病のサイン?
歯肉が腫れている患者さんを見ると、私たちは歯周病かな?と疑います。でもそういう患者さんに限って普段出血は無いとおっしゃることが多いです。実は、歯肉が腫れているのに出血がないのは、歯ブラシがちゃんと当たっていない証拠なんです。
歯ブラシが当たっていないと何が起こる?
歯ブラシがちゃんと当たらないと、プラークが溜まって歯肉が炎症を起こします。それなのに、歯ブラシが当たらないから出血に気づかないんです。これが歯周病を悪化させる負のスパイラルの始まりです。
「血が出た!」は異常のサイン?
たまに歯磨きをして「血が出た!」と思うことはありませんか。実はこれ、歯周病に気づくチャンスなんです。毎日鼻血が出たら心配しますよね?それと同じで、歯肉からの出血は異常のサインです。毎日歯間ブラシを通すとその異常に気が付くことができます。歯間ブラシの良いところは歯ブラシと違って、出血しているところがピンポイントで分かるところです。自分で歯周病の部分を見つけることができます。

歯間ブラシで効率的にプラークを撃退!
出血があるということは、プラークが溜まっていて歯肉が炎症を起こしています。でも安心してください、歯間ブラシを毎日正しく通すことで、2週間で出血は止まります。私はこの出血を患者さんの歯磨きレベルの目安にしています。
まとめ
健康な歯肉は出血がありません。私は出血を患者さんの歯磨きレベルの指標にしています。みなさんも歯間ブラシを毎日使えば、歯肉からの出血を止めることができて、お家で歯周病のチェックを簡単にできます。(正確な歯周病検査は歯科医院でしかできません。)歯間ブラシの有効性をもっと多くの方に知っていただきたいと思っています。
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