歯科医療のブルーオーシャンを探す

日本の歯科医療を考える

レッドオーシャンとブルーオーシャン

レッドオーシャンとブルーオーシャンは経営戦略として用いられる概念です。

レッドオーシャンは、競争が激しく、多くの企業が同じ市場で同じ顧客層を狙っています。このような市場では、企業同士が競争し合い、価格競争や製品の差別化が難しくなります。

一方、ブルーオーシャンは、未開拓の市場や新しい需要を見つけ出し、競争のない革新的な市場を作り出すことを指します。企業は従来の競合とは異なる価値提供を行い、市場を再定義します。

要するに、レッドオーシャンは既存の市場での競争を意味し、ブルーオーシャンは新しい市場の創造と競争の回避を意味します。企業がブルーオーシャンを見つけ出し、活用することで、競争上の優位性を築くことができます。

歯科医療のブルーオーシャンとは

このレッドオーシャン、ブルーオーシャンは歯科医療界にもあるのでしょうか。

歯周病の患者さんが増加し医療費が年々上がり続ける今、歯間ブラシが歯科医療のブルーオーシャンなのでは?と思い始めました。

歯間ブラシを軸にした歯周病治療

歯科医療のレッドオーシャンといえば、予防歯科やインプラント、マウスピース矯正などではないでしょうか。

歯間ブラシの習慣化は予防ではなく、歯周病治療の一部です。出血を止めるという行為は、実際に出血しているわけですから予防ではなく治療です。増加する歯周病を減少させるために、低コストで実現可能な方法ではないでしょうか。

このコンセプトは年々増加する歯周病を減少させることができ、患者さんの負担も少なく、健康を維持することができる。このブルーオーシャンの領域にやってくる歯科医療従事者が一人でも増えることを期待しています。

未来の歯科医療

私が目指す歯間ブラシの習慣化

患者さんが自宅で歯のメインテナンスをして、出血があれば自分で気づくことができる状態にする。そのためには歯間ブラシの習慣化が絶対です。今後どんどん歯科医療従事者へ発信していきたいです。

負担の少ない歯周病治療

歯肉の炎症はプラークが付着してから2日で始まりますから、大切なのは歯科医院で定期的に歯石を取ることではありません。自宅でプラークを毎日取ることに本当の意味があります。歯科医院では歯肉の状態をチェック、磨けていないところの確認、深い歯周ポケットのバイ菌を取る。これが効率の良い歯周病治療だと思います。

歯科医療のブルーオシャンシフト

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