どこで受けるの
歯周病の検査を受けたことがありますか?
歯科医院に行ったことがあれば必ず一度は受けているはずです。
受けたことがない人はなんとなく検査の結果を聞いていて、記憶に残っていないだけかもしれませんね。主に歯周ポケットの深さを測っています。血圧やHbA1cのように自身の数値をいつでも言えるのが理想です。
歯周病の検査ってこんなん
プローブという器具で歯周ポケットの深さを測ります。3mm以下が健康です。4-5mmがちょっと歯周病、6mm以上が重症です。同時に出血している部位も調べます。私はドイツのstoma社のプローブを愛用しています。3分くらいでできる検査ですが、歯周病を診断するのはこの方法しかありません。レントゲンだけで歯周病の状態は把握できません。
日本の歯周病の現状
厚生労働省が実施している歯科疾患実態調査という国民の歯科保健状況を把握するための調査があります。令和4年の調査では歯肉出血がある人は全年齢層において40-50%という結果が出ています。
4mm以上の歯周ポケットがある人は35-44歳で34.7%、65-74歳で56.2%いるそうです。なかなか多いですね。
歯科疾患実態調査|厚生労働省
歯科疾患実態調査について紹介しています。
歯周病と言われたら
まずは歯間ブラシを毎日しましょう!私の感覚では4-5mmくらいの歯周ポケットなら、歯間ブラシを習慣にすることができれば歯肉の状態は改善します。6mmくらいの歯周ポケットになってくると歯間ブラシだけではなく、しっかりとした歯周病の治療を歯科医院で受ける必要があります。
歯周病の状態が良くなったとしても、歯周ポケットは見続ける必要があります。定期的に歯周病の検査を受けるようにしましょう。
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